膝蓋骨内方脱臼整復術をしました(犬)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
獣医師の豊原です。
先日、ボレロちゃん(ミックス犬3歳)の膝蓋骨内方脱臼整復術を行いました。
ボレロちゃんは両側の膝蓋骨内方脱臼グレード3です。
脱臼は自然に改善することはないので、年齢やグレードを考えると手術をしたほうがいいと判断し、今回行うこととなりました。
膝蓋骨内方脱臼のグレードなどについては以前のブログをぜひご覧ください。
犬の整形外科手術は整形外科専門医の福田真平先生が執刀し、ジンベイ動物病院で実施しています。
整形外科の手術は感染を起こさないように、消毒やドレーピングなど特に注意して行います。
上の写真は大腿骨の膝蓋骨がはまっている溝を削り、形成しているところです。
その他にも膝の内側の筋肉を緩めたり、外側の筋肉を縫い縮めたりして、
膝蓋骨が脱臼しないように整復していきます。
術後は包帯を巻き、数日安静のため入院しますが、退院するときは包帯を外し歩いて帰ることができます。
ボレロちゃんも無事、手術を終え退院しました。今回は左側の手術をしましたが
1ヶ月空けて反対側の手術も行う予定です。
さいたま市、川口市などお近くにお住まいの方で膝蓋骨脱臼と言われたことがある方がいらっしゃいましたら
ぜひ一度、獣医師までご相談ください。