猫の疥癬症(犬・猫)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
こんにちは。まだまだ暑い日が続きますね。獣医師の佐々木です。
最近、子猫ちゃんを連れてきてくれる方が増えました!
私は子猫さんはとにかく癒されるので大好きですー嬉
様々なお悩みの相談をうけますが、子猫さんの悩みで、皮膚や耳の脱毛や痒みは比較的多いです。
子猫さんはペットショップからお迎えされた子もいますし、里親さんでもらったり、お外で保護した猫ちゃんもいます。ですが、どこからお迎えしても皮膚の相談は比較的多くお聞きします。
原因は様々ですが、子猫さんは皮膚の真菌症やノミやダニなどの外部寄生虫によるもの、耳ダニと呼ばれる耳に寄生するダニや皮膚に寄生する疥癬症などが多いです。
お気づきの方も多いと思いますが、子猫ちゃんの痒みは感染症や寄生虫に関連するものがとても多いです。なかなか自然治癒はしづらいものがほとんどです!中には飼い主様にも痒みを出すものも含まれています。
先日、皮膚がかゆいと相談を受けた兄弟ネコさんもその一例。
二人とも痒みがひどいのか、自分の手足でひっかいた傷があちこちにあり、体中にカサブタをつけています。
それからとっても特徴的なお顔をしています。若いのに顔に皺が寄っているのです。特に耳のフチ
これは皮膚が分厚くなっているから皺が寄って見えるのですね。
またフケも多いです。
簡単な皮膚の検査で疥癬が寄生していることがわかりました!
丸々したダニのお写真です!卵も近くにありますね。
疥癬症はとにかく痒いです。夜も眠れないほど痒いといわれています。
うまく検査で検出できない時には試験的な治療をすることもあります。
駆虫すると痒みは劇的に治まることが多いです。
子猫さんの皮膚の痒みは市販のノミダニ薬などをつけて様子を見たりせずに、ぜひ病院を受診してくださいね。