犬の尿道脱整復術(犬・猫)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
こんにちは獣医師の豊原です。
先日尿道脱のワンちゃんの整復手術を行いました。
尿道脱とは、陰茎の内側の尿道粘膜が反転して外側に飛び出てしまう病態です。
ダックスフンドの男の子で、マウンティングを繰り返ししているうちに
尿道脱になってしまい、出血も見られるようになったため手術を実施しました。
上の写真で赤く腫れている部分が反転してしまっている尿道粘膜です。この部分を切除して縫合する手術を行いました。
少しずつ切除しながら、とても細い糸を使い縫合していきます。
どうしても出血しやすい場所なので、止血と局所麻酔をしながら切除していきます。
こちらが切除後の写真です。尿道にはカテーテルが入っています。
術後も出血をくりかえしたり、再発してしまったりすることが多い手術なのですが
今回は大きな出血や傷の離開もなくとても順調に治りました。
術後3週間ぐらいの写真です。腫れが引いて傷もきれいに治っています。
自然に溶ける糸で縫合しているため抜糸の必要はありません。
今後は、できるだけ興奮やマウンティングをさせないように気をつけてもらい経過を見てもらいます。
このまま治まってくれることを祈っています!
さいたま市川口市などお近くにお住まいの方で、もし同じような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら
ジンベイ動物病院までご相談下さい。