爬虫類飼育②FergusonZoneって?(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
前回に続き、爬虫類飼育の基礎についてです。
Ferguson zone についてです。
これは、ファーガソン博士による研究で、種ごとに、バスキングの習性や、生息している現地で測定した紫外線の強さを元に4つのZONEに分けてしているもので、その種でどのZONEに入るかによって必要な紫外線の量の目安を示したものです。
あくまでも指標ではありますが、ご自身の飼育されるペットのFerguson zoneを知っておくことは、大切です。
飼育に紫外線が必要とわかっていても、ご自身の飼育している爬虫類の必要な紫外線はよくわからないものです。なんとなくこの種類はこのくらい必要なんだと知っておくだけでも役に立ちます。(このFergusonZONEについてはインターネットで調べるといろいろ出てきますのでご興味のあるかたはお調べください。)
例えば、極端なものだと、レオパなどにも紫外線ライトはあった方がいいとされていますが、ZONE1のレオパにZONE4と同じ紫外線を当てると眼や皮膚を傷めてしまうリスクがあります。長年飼育している方には当たり前ですが、初めて飼育する時にはこんなミスもおこる可能性はあります。
しかしこれはあくまでも目安なのでZONEをすべて鵜呑みにはできません。
紫外線装置は時間とともに劣化しますし、紫外線装置と爬虫類の距離によっても紫外線量は変わります。またいくら強い紫外線が必要なZONE4の種でも、紫外線に当たりたくない時間もあると思いますし、長時間強い紫外線に当たっていてはトラブルが起きることがありますの。
紫外線にも温度と一緒で勾配を付けて逃げ場を確保する必要があります。
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