リクガメのうんち・寄生虫(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
こんにちはジンベイ動物病院です。
現在、小動物全般ですが、特に爬虫類の新規(初診)ご予約がかなり先まで埋まってしまっており、初診の当日受け入れが困難な日が続いております。当院で受け入れ困難な際は都内の病院様をご案内させていただく場合もございますのでご理解の程よろしくお願いいたします。また、「かかりつけ病院にしておく」という意味で、病気になってから病院を探すでは見つからないこともあるので、症状がないうちに一度健康診断でいらしていただき診察券・カルテを作っておくことをお勧めいたします。
本題ですが、リクガメさんの初診時の健康診断と言えば、糞便検査をすることもよくあります。
本日はリクガメさんの寄生虫です。特に飼い主様が一般的に想像する「いわゆる寄生虫」である線虫です。
さまざまな線虫が存在しますが、
1つ目はこれです。
つまようじの先にいるちいさな糸くず状の虫、これが蟯虫(ギョウチュウ)です。
続いて、
こちらの大きいのが回虫になります。
どちらもよく遭遇する寄生虫ですが、回虫はやや注意です。
回虫は口から感染後、胃腸の壁から外にでて体の中を移行します。
そして最終的に肺から気管を上って喉にきて、また胃腸へ入り込み成虫となるのです。(成虫の寿命は1~1.5年ともいわれております)
つまり便の中に卵がなくても体の中に回虫がいることが普通にあり得ます。(犬猫もおなじです)
そして怖いのは異所感染といって、脳などに迷入する可能性もあるところです。
肺に入ってきた際に肺炎を起こす可能性も。
なので、回虫を見つけた際は病院にかかられることをお勧めいたします。
蟯虫に関しましてはまた別の機会に当ブログに掲載予定です。
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