ラットの乳腺腺腫(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
ジンベイ動物病院です。
ラットさんでは乳腺腫瘍が多く認められます。
ラットの、のんちゃん、普段から熱心に健康診断に飼い主さまが連れてこられているご家庭です。
普段の健診時に乳腺腫瘍の発生する位置などお話させていただいておりました(ラットさんでは想像しないような位置に乳腺腫瘍ができることがあります)。
お家でもよく観察されていて、乳腺にしこりがあるとのことで来院されました。
気づいてからもどんどん大きくなっているとのことで、すぐに全身麻酔でOPEをしました。
2か所に2cm大のしこりが認められました。
無事摘出し、結果は良性でした。
良性でもどんどん大きくなることも多いです。悪性(乳がん)では検査しようか手術しようか悩んでいるうちに手遅れになってしまうことも。
全身麻酔や鎮静(軽い全身麻酔)での検査やOPEの負担は当然ありますし、麻酔下での急変も絶対ないわけではありませんが、そこを躊躇して手遅れになってしまった子が沢山います。手術することが正解なのか、鎮静で検査することが正解なのかは、誰にもわかりませんが、飼い主様とよく相談をして決めていく必要があります。
のんちゃんの飼い主様は、若いのに熱心で、普段からしっかり観察されていて、健診にもいらしているので、今回のようにいざ何かあった時にしっかりしたご理解がありました。
そのおかげで早めに腫瘍もみつかり術後も元気いっぱいです。
よく頑張ってくれました。
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