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ブラントハタネズミの臼歯不正咬合(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院 

久しぶりの投稿です。

ペットとしては非常に稀な種の「ブラントハタネズミ」。

ご存じでしょうか?私もまったく知らなかった種です。

見た目はハムスター?レミング?にも見えますが、独特の生態を持っています。

この種、どうやら調べていくとウサギやチンチラ、デグー、モルモットのように切歯も臼歯も一生伸び続ける「常生歯」のようです。

(ハムスターは切歯(前歯)のみ常生歯です。)

よって、切歯・臼歯の不正咬合が発生します。

もちろんこのようなハタネズミの情報が載っている獣医学的書籍はありません。

少しづつ情報を集めて治療に役立てていっている状況です。まさに手探りです。

どんな種の診療も、先駆者の先生方の経験等の蓄積で成り立っていると感じます。

さて、この子は→の部分の上顎の歯(臼歯)がのびて手前に来てしまっていますね。

とても小さくて、すばしっこく、強く保定もできないので麻酔をかけて・・・

綿棒の先が過長した臼歯です。舌にあたってしまっていますね。これをカットです。

ブラントハタネズミのブリーダーさんにお話しをお聞きすると、鼻づまりなど鼻の症状が出て亡くなる個体が多いとおっしゃられていました。デグーのように歯根トラブルで鼻腔が閉塞してしまうのかもしれません。

見た目は雑食のような見た目をしていますが、常生歯ということを考えると牧草やペレット中心の粗食生活が歯の健康を保つ上では重要かと考えます。特に食餌中のCaとP(リン)のバランスが崩れることは、デグーやチンチラ、ウサギ、モルモットでもいわれていますが不正咬合の最たる原因となりますので、好んで食べたとしてもPの含有量の多い「麦」などのおやつは極力控えたほうがいいのかもしれません。ハムスターやラット寄りの食生活よりデグーなどに近いのかもしれないです。

当院はブラントハタネズミの専門ではありませんが、少しでも情報を共有できればと今回ブログに掲載しました。

まだよくわからない種は、食餌管理や飼育管理が非常に重要ですね。

※当院の診療対象動物はホームページに掲載しております。基本的に掲載している種類のみが診療対象ですのでよくご確認ください。ブラントハタネズミは情報が少なく、専門的に診療する体制が整っておりませんので掲載しておりませんが、できる範囲での診療であれば場合により対応させていただくこともございますのでお問い合わせください。(完全予約制です。)