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ヒョウモントカゲモドキの卵塞・卵巣捻転【手術写真が含まれます】(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院

こんにちは獣医師の長尾です。

爬虫類のブログが続きますが、当院では、ワンちゃんや猫ちゃん、ウサギさんやフェレット、ハムスターなどの診療が多くを占めておりますので、ワンちゃんや猫ちゃんもご遠慮なくご予約ください!

今日はレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)の卵塞です。

以前、当ブログでもご紹介いたしましたが、メスの雌性生殖器疾患は卵胞停滞といわれる状態と卵づまりが多く認められます。

みそちゃんは、1つ産卵したがその後もう一つが出ず食欲もないということで来院されました。

卵がうまく出ない原因はとても様々ですが、大きく2つに分類できます。どちらかによって内科か外科か治療もかわってきます。

物理的に出ない場合は内科的治療をやっても産まないどころか悪化して手遅れになってしまうことがあります。

全身麻酔下での手術になります。

お腹に大きな卵が認められます。

卵巣と卵の入った卵管を左右摘出して終わりなのですが、一筋縄でいかないことが多いのが爬虫類です。

時間が経過しているとほかの臓器に癒着していたり、腹水がたまっていたり(後日フトアゴさんでご紹介いたします)、簡単には摘出できない&手術自体が危険な場合もあります。

今回みそちゃんは卵巣がねじれてしまって卵巣捻転という状態を併発していました。

ひとまず無事摘出完了です。

とても大きな卵で、これでは産卵できません。

術後すぐから食欲もでてくれました。

術後3週間の再診でも元気な姿を見せてくれました。

本当によく頑張ってくれました。

抜糸はまだ先ですが、ひとまず安心です。