エボシカメレオンの卵胞うったい・手術(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
こんにちは、エキゾ分野院長の長尾です。
今回はカメレオンさんの産卵関係トラブルです。
爬虫類全般的にメスについてまわるトラブルはやはり卵巣・卵管トラブルです。
エボシカメレオンのマイキーちゃん。
お腹が膨らんで卵胞が発達した状態から、なかなか次の段階の、産卵もしくは閉鎖卵胞になりませんでした。
マイキーちゃんも長期にわたる卵巣の発達が認められたため、手術にて卵巣・卵管を摘出することとなりました。
産卵関係のトラブルは一生付きまとう可能性があり、今年は大丈夫でも来年はどうかわかりません。
自然界ではなかなかそんなトラブルは起きないはずですが、飼育していると、飼育温度・湿度・栄養状態・オスの存在などなど自然界と同じように管理することは難しく、やはりトラブルが起きやすくなります。
お腹がパンパンです。
左右の卵巣と卵管を摘出いたしました(子宮はありません)。
かなり卵巣が発達していたため摘出は大変でした。
無事手術も終わり、麻酔の醒めもとてもよかったため手術当日退院となりました。おそらく、今回使用した麻酔薬の影響と、まだ体力があったためと思われます。
翌日からごはんも食べてくれたようで一安心です。
数週間後の再診でも元気な姿を見せてくれました!!
よく頑張ってくれました!!