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猫ちゃんの誤食について -Part2-さいたま市/南浦和/川口市/動物病院

こんにちは、今日は久しぶりにお天気が良く気持ちがいいですね。獣医師の佐々木です。

先日、猫ちゃんが紐状の異物を飲み込んでしまい、内視鏡で取り出した症例についてご紹介させていただきましたが、今回は誤食後に腸閉塞を起こしてしまった子猫さんの症例についてご紹介いたします。

ルカちゃんは、かわいくやんちゃ盛りの生後3か月のサイベリアンさんです。

歯磨きシートで遊んでいるうちにを飲み込んでしまったと診察にいらっしゃいました。歯磨きシートは不織布のようでティッシュよりも素材がしっかりしているものとのことでした。

症状をお聞きすると、元気もいつもよりなく、食べたものもすべて吐いてしまったとのこと。このように誤食後に急に具合が悪くなっている時は、注意が必要です。触診では何かお腹の中に触れるものがあり、そこを触ると痛がります。異物による閉塞が起こっているのかもしれません。

画像検査にすすむことにしました。レントゲンは金属のような固い異物であればしっかりと写るのですが、歯磨きシートは固いものではないので、写ってくれず、レントゲンでは特異的な所見はありませんでした。

超音波検査では、お腹の中にシャドーをひく異物を疑う所見が認められました。ここで、小腸の拡張などの所見も伴っていれば消化管閉塞を起こしていると言いやすいのですが、今回はそう言った所見はありません。

ここでさらに造影等の追加検査をし、さらに消化管閉塞を起こしているかしっかり検査していくこともできるのですが、閉塞している場合、あまり長時間待ってしまうと消化管が壊死して腹膜炎をおこしたり、さらに状態が悪くなってから手術をしなければいけないリスクなどが出てきます。ルカちゃんのように子猫さんでは体力も大人に比べると少ないです。

今回はオーナー様と相談させていただき、試験開腹をおすすめし、飼い主様にもご納得していただきました。試験開腹は開腹してお腹の中に異物があるか確かめる、さらに異物があれば摘出するという検査と治療を兼ねる方法で、異物がかなり疑わしい時(でも絶対異物!と言い切れない時)にお話しさせていただく方法です。

その結果が、こちら。

(手術の画像ですので、苦手な方はお気を付けください)

歯磨きシートが空回腸と呼ばれる小腸を閉塞しておりました。幸い、来院までも早く、手術までもスムーズにたどり着けましたので、閉塞部位の炎症も最低限です。

無事に異物を取り出すことができました!

先日抜糸にいらしてくれた時はこの表情です。体重もしっかり増えて、ばっちりです!

このようにペットの消化管異物の症例はとても多いです。

特に猫ちゃんはビニール、紐、紙、防音マットの端などを好む子が多いように思います。遊んでいるうちに、舌の根元にからまり、吐き出すことができなくなり、飲み込んでしまうケースが多いようです。

大切なのは、異物になりそうなものはお部屋に出しっぱなしにしないこと、おもちゃも遊んだら片付けましょう!!それでも食べてしまったらぜひ早目のご相談をお待ちしております!