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ハムスターのたべもの(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院

こんにちは、獣医師の塩ノ谷です。今回はハムスターさんの栄養学についてお話ししたいと思います。

当院にはハムスターさんもたくさん来院されます。問診票に普段の食餌内容を記入をしてもらうのですが、草食に近い雑食性ということもあり、他の動物さんと比べると与えているもののバリエーションが豊富です。なかには、ちょっとバランスが偏っているかな…と思うこともあります。

ハムスターは明確な栄養素の基準が確立されていないのですが、現時点で報告されいる情報やマウスやラット等のげっ歯類の栄養素基準を参考にすると、粗蛋白は16~19%、粗脂肪は4~6%、粗繊維が5~8%程度というのがひとつの基準になりそうです。ペレットやおやつはこの3項目がパッケージ裏に明記されているものを、この値を目安に選んでみてください。

種子類やドライ野菜の混ざっているミックスフードは一見バランスがよさそうに見えますが、基本的にハムスターは好みのものだけ選んで食べるため、結果としてバランスが悪くなってしまうことが多くおすすめできません。

蛋白質は動物性より植物性のものが消化に適しており、繊維質を多めに摂ることで下痢の予防になるといった報告もあります。我が家のハムスターには、蛋白源としてフリーズドライの豆腐やフリーズドライのコーンなどをおやつとしてあげています。

種子類は高脂質なため、1日に0.5~3粒ほどが目安量となりますが、殻付きのものは切歯(前歯)で噛んで種の中身を取り出す必要があるので切歯の伸びすぎを防ぐという効果も期待できます。

食事量の目安は体重100gにつき1日に10~12g程とされています。ジャンガリアンさんだと1日3~5g、ゴールデンハムスターさんだと10~16g程度となりますね。これだけのわずかな食餌量で栄養バランスよくたべてもらうことを考えると、栄養バランスの良いペレットを主食として与えて、副菜(おやつ)はハムスターさんがすぐ食べきれる量を1日に数かけら程度、手渡しで与えることをおすすめしています。

手渡しすることで食べた量を把握でき、また、巣に持ち帰り溜め込んで腐らせてしまうことを防げますし、なにより飼い主さんとの絆が深まります。

ペレットは1日に1回は交換し、食べた量を把握できるよう心がけましょう。巣箱に多量に餌をため込む子もいますので時々巣箱内のチェックもできると良いですね。

おすすめのおやつは、アクの少ない生野菜(少し天日干しして水分を減らすとより良い)、フリーズドライの野菜チップ(揚げていないもの)、フリーズドライの豆腐やコーン、殻付きのひまわりの種などでしょうか。

水分が少なめで、できれば前歯でガリガリかじれる固さのもの、不要な添加物がはいっていないもの、というのがポイントです。

ゆでた野菜は水分が多いため下痢をしたり、噛む回数が減ることで前歯が削れず、切歯過長を招いてしまうので基本的には生のままがおすすめです。

上にあげた値やフードの内容はあくまで目安であり、年齢や体調によって適切な食べ物の内容や量も変化していきます。ハムスターさんが健康で長生きできるように、ぜひ食べ物にはこだわってあげてくださいね。