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うさぎ肝葉捻転・胃の触り心地(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院 

こんにちはジンベイです。

ウサギさんの急性の食欲不振。

これからの時期注意です。

原因はここでは書ききれないのですが、

いわゆる「うっ滞」のこともありますが、以前も紹介した「急性胃拡張」もあります。

急性胃拡張は小腸閉塞ですが、適切な内科治療の介入が大切です。普通の「うっ滞」の治療をしてしまうと逆効果のこともあります。減圧処置や循環不全に対してすみやかに対処が必要になります。うっ滞ぽいから点滴しておこう・・・では数時間後に死亡してしまうことも。

話が急性胃拡張の話になってしまいましたが、本題です!

胃が張っている際に「あれ?これは・・・!」という胃の触り心地があります。文章では表現しにくいですが「うっ滞」や「急性胃拡張」とは異なります。

我々うさぎさんを診察している獣医ではたまに経験する「肝葉捻転」です。(以前もブログにのせています)

この病気を知らないと、「胃が張っていて、レントゲン検査でも閉塞してる所見がないから「機能性のうっ滞」ですね」として治療をしてしまいがちですが・・・それでは取り返しのつかないことになってしまいます。

うさぎさんの食欲不振です。論文を読んだり新しい情報を入手することも大切ですが、日々の診察の中で得られるわずかな変化で「何か違う」「あ、これは」という、経験的なものや感覚的なものも、とても大切ですね。これは教科書を読んでものっていないのです。

現在ジンベイ動物病院では埼玉以北の関東中心に勉強会を実施しています。その場で様々な獣医同士で話し合い情報交換をすることがとても大切です!

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