うさぎの避妊手術(エキゾチックアニマル)さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
こんにちは。獣医師の長尾です。
ジンベイ動物病院ではワンちゃんや猫ちゃんも多く来院されます。
最近では、金魚や爬虫類、ミーアキャットなどなど、特殊なエキゾチック動物さんも来院されてます。そんなエキゾチック動物の中でもやはり、うさぎさんの来院もとても多いです。
本日はうさぎさんの避妊についてです。
よく、混乱されておりますが、
男の子の精巣を取る手術=去勢
女の子の卵巣子宮を取る手術=避妊
と呼んでいます。
さて、当院でも頻繁にうさぎさんの避妊手術を行っておりますが、今日もうさぎさんの避妊手術がありました。
今日はとってもカワイイ、ココちゃんです。ココちゃんはもうすぐ7歳になりますが、とてもそんな年齢には見えません。術前のレントゲンや血液検査でもまったく問題ありませんでした。手術も無事おわり退院されました。お疲れ様でした!
うさぎさんの避妊手術ですが、最近では周知され始めておりますが、うさぎさん自体がとても子宮疾患の多い動物になります。長生きしたらほぼみんななると言っても過言ではありません。そして、その中でも子宮の腺癌がとても多いのです。ほかにも大量出血のリスクがある静脈瘤など、子宮の病気は怖いものが多いです。静脈瘤などは若ければ1歳でも認められることがあります。
子宮腺癌の症状は、血尿が認められることもありますが、無症状のことも多いです。気がついたら転移してしまっていた。早く避妊手術をしていればよかった。というケースも多数あります。基本的に転移をしている場合は治すことはできません。転移してしまうと呼吸困難や、胸水腹水がたまったり、骨が折れてしまったり、とてもつらい状態になってしまいます。
なので、うさぎさんの避妊手術は当院でも、強くおすすめしております!可能なら生後半年〜1歳くらいまでに手術することをお勧めしております。が、5歳でも6歳でも遅くはないです。
うさぎさんの避妊手術について知りたい、詳しく聞きたいという場合は、是非健康診断を兼ねて、ご来院いただければと思います。