ペットの災害対策 さいたま市/南浦和/川口市/動物病院
ジンベイ動物病院です。
昨日は防災の日でした。
万が一災害が起きた際に家族であるペットをどうするか考えられているでしょうか?
災害が起きるのは寒い日かもしれませんし、暑い日かもしれません。
災害が起きてからペットの避難を考えてもそれどころではないかもしれません。その際に電波障害でネットで情報を調べることもできないかもしれません。
災害の規模にもよりますが、病院も薬や餌などの物資などはなくなり、診察やお預かりすることも基本的には困難になると考えられます。
以下にさいたま市における災害時のペットの対応についてまとめられておりますので一度、目を通していただけるといいかもしれません。
うさぎやモルモット、ハムスター、小鳥などについても何を準備するべきかしっかり書かれています。
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p055713_d/fil/hinanjomanyuaru.pdf
https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p055713_d/fil/saigaitaisaku.pdf
ここで、病院として
①外出やクレートに入る練習をしておく(頑丈なクレートを買っておく)・去勢避妊をする・無駄吠えのしつけをする
②予防接種(特にワンちゃんの狂犬病)をしっかり打つ
③いつも飲んでいるお薬や療法食は多めに手元に置いておく(お薬の内容も簡単にメモしておく)、ごはんは余分に在庫保管しておく。
ことが大切だと思います。
①は避難場所で騒いだり興奮したりしては、飼い主様含めて避難所にいられなくなるかもしれません。
②は、前述のさいたま市のホームページにも記載ありますが、予防接種をしていないペットは避難場所に入れない可能性があります。鑑札もつけておく必要があります。
③災害時は病院には薬やごはんは届かなくなるかもしれません。その際、例えば心臓薬など、薬がなくなると命に直結するような病気のお薬も不足する可能性が高いです。そのようなお薬は、ご自宅に少し多めに保管することも大切です。災害用にといつも1か月分は余分に手持ちに持っておかれるかたも多いです(よく処方させていただいている患者様には普段から緊急用として多めの日数分を処方することも可能です)。
またマイクロチップを入れておくと、万が一の際に発見される可能性もあります。
ご自宅のペットのことを一番よく知っているのは、病院ではなく飼い主様です。万が一に備えて、家族であるペットちゃんに何が起こる可能性があるのかシミュレーションして、よく準備をしておくことが大切ですね。